ナノレベルの技術をグローバルに。計測機器のリーディングカンパニー
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- 育休・産休制度あり
ナノテクのビジネスを、陰で支えている存在
21世紀に大きく発展する技術と言われているナノテクノロジー。物質を分子レベルで制御する技術で、これまでにない素材の開発や、IT、医療など、さまざまな分野に生かされています。そして、これらの研究開発に欠かせないのが、ナノレベルの世界を正確に測ることのできる計測機器や解析機器なのです。
こうしたナノレベルの計測、いわゆる粉体計測や解析機器の分野で業界をリードしているのが、株式会社マウンテック。本社は、地下鉄曙橋駅から徒歩1分という好立地にあります。
まずは、入社4年目で技術部のサービスグループに所属する関口貴志さんに話を聞いてみました。
現在の職種はサービスエンジニア。製品の出荷前検査を行ったり、お客様の会社へ伺って定期点検や修理などを行う仕事です。マウンテックに転職する前は、印刷会社の工場で、オペレーターとして働いていたそうです。
「高校を卒業した後はすぐに働きたいと思い、特に仕事のイメージを持たずに前の会社に就職したんです。機械と向き合う毎日でしたが、ときどき営業の人が立ち会いに来て、話し合いながら作業を進めるんですね。あるとき、営業の人から『この間の印刷物、お客さんからとても褒められたよ』と言われて、お客様と接する仕事に憧れを持つようになりました。自分がやりたいと思っていたのはそういう仕事なんじゃないかと、働き始めてから気付いたんです」
そこから転職活動を始めた関口さん。技術職でありながら、お客様と接することのできるサービスエンジニアという職業に絞って会社を探していたところ、転職サイトから紹介されたのがマウンテックだったそうです。
お客様とのやり取りも大切な仕事の一つ
入社後は、3カ月間の研修があります。
最初の1カ月は、社内で出荷前検査を行いながら自社製品について学んでいきます。2カ月目からは先輩社員に同行し、サービスエンジニアの業務を理解していきます。そして3ヵ月間の研修が終了すると、いよいよ一人でお客様のところへ伺うことになるのです。
「もちろん最初は、簡単な新規納品時のレクチャーなどからスタートします。独り立ちといっても先輩が同行してサポートしてくれることもあります。ただ、社内での出荷前検査で機械に触れていたといっても、それはほぼ問題のない製品に触れていたわけですから、現場で使用されている製品とは状態が大きく違います。そこは苦労しましたね」
また「サービスエンジニアの仕事がしたい」と思って転職したものの、当初はお客様へのレクチャーにも苦労したそうです。
「新規で製品を納品した場合、お客様へのレクチャーが必要になるのですが、最初の頃は何を話せばいいのかを考えすぎてしまって…。一生懸命、説明をしようとして、逆に分かりにくくしてしまったり。悩み出すと話す内容だけでなく、言葉の選び方にも迷うようになってしまいました」
そんな関口さんの力になったのは、同行してくれた先輩社員とお客様でした。先輩社員は関口さんのレクチャーを聞いて、問題のある箇所を常に指摘してくれたそうです。またお客様の中には、あえて先輩社員ではなく関口さんに質問して、“育てて”くれたお客様もいたそうです。
「それからですね、お客様のところへ伺う際には、事前に何をどう説明するのかを考えるようになりました」
そうした変化はお客様にも伝わるようで、「説明がとてもていねいで分かりやすかった」といった言葉をいただいたこともあるのだとか。ただ、慣れてきたからこそ気をつけなければいけないこともある、と関口さんは言います。
「最初の頃は、自分でも理解するのが難しい操作部分がありましたが、逆にそこが説明する際の重要なポイントにもなっていました。最近は製品のことを理解できた分、ややもすればお客様も理解している気になって、重要な部分の説明を抜かしてしまいそうになります。そこは気をつけるようにしています」
先輩社員とお客様に育ててもらったからこそ、今の自分がある。そう語る関口さんは、今度は自分が後輩たちを育てる番だと考えているそうです。
スキルを生かせる職場、
海外出張の機会も豊富
そんな関口さんが感じる、マウンテックの良さとはどのようなところなのでしょうか。
「社員数は約20名と多くはないのですが、一人ひとりのスキルが高く、それぞれが得意な分野を持っている点でしょうか」
入社後の研修期間でも、指導を担当する社員は決まっていなかったそうですが、分からないことがあれば、どの先輩社員も気軽に教えてくれたそうです。またお客様とのコミュニケーションに関しては、営業担当の社員のお客様への接し方が非常に参考になったのだとか。
「お客様との接し方は、あまり堅くならないほうがいいと思うんです。ただ、くだけすぎても失礼になってしまう。営業担当の仕事先での会話を聞いていると、仲のいい雰囲気だけれども言葉遣いはていねいだったりと、とても勉強になりますね」
サービスエンジニアとしてマウンテックに入社してみて、転勤がないというのもうれしい点なのだそうです。その分、出張は多いそうですが、旅が好きな関口さんにとっては願ったり叶ったりとのこと。
「海外出張もあるんです。思い出深いのはシンガポールですね。海外出張は、多い人は年に10回くらい行っているのではないでしょうか」
また、働く環境としても満足していると語る関口さん。よほどのことがない限り土日に出勤することはなく、残業も多くはないので、以前の会社に勤めていた頃よりも健康的な毎日を送っているそうです。
「以前の職場は勤務が交代制だったり、夜勤もあったので、外食やコンビニ弁当ばかりだったんですが、この会社で働き始めてからは自炊をするようになりました」
ちなみに転職後に結婚もされて、お子さんも生まれたそうです。公私ともに充実していることが、お話しから実感することができました。
そんな関口さんに、これからの目標についても聞いてみました。
「お客さまと接するサービスエンジニアという仕事にやりがいを感じています。その一方で自分のキャリアを考えれば、ステップアップもしていかなければなりません。現在は、出来上がった製品を検査して出荷し、点検しているのですが、日々製品に触れているうちに自分自身でも設計開発をしてみたいと思うようになりました。そういう機会があれば、ぜひチャレンジしたいですね」
サービスエンジニアでの経験から得たたくさんのお客様の声を反映させれば、よりニーズに合致した製品が生まれるのではないでしょうか。
ニーズの掘り起こしも
サービスエンジニアの大切な仕事
現場で活躍する関口さんだけでなく、経営トップの方にもお話を聞いてみました。取締役の山口雅嗣さんは経営の立場から、技術面のサポートや仕事の相談など、日頃から関口さんと接することを心がけているそうです。
そんな山口さんに、マウンテックという会社がどのように設立されたのかを聞いてみました。
マウンテックは1985年、現在の社長が27歳の時に立ち上げた会社。設立当時は、まだコンピュータが今ほどビジネスに浸透しておらず、特別な存在だった時代です。そんな時代にマウンテックでは、ソフトウェアの開発などを請け負っていたそうです。
「その当時から計測に関するソフトウェアを開発していたのですが、自社でハードウェアも手がけるようになりました。そこで誕生したのが、全自動で比表面積の測定を行う“1200シリーズ”と呼ばれる製品です。この名称は設立12年目に誕生したことを記念して名付けられました。現在もソフトウェアや機能を改良しながら主力製品として販売しています」
この1200シリーズを発売した後に、社会のあらゆる分野でナノテクノロジーを活用した製品が作られるようになり、マウンテックの計測機器は時流の波にも乗り、販売数を大きく伸ばすことになります。他社製品が手動で計測を行うのに対し、全自動という点も大きなアドバンテージになったと言います。
こうしたマウンテックのビジネスの中で、サービスエンジニアが果たす役割は大きいと山口さんは語ります。
「弊社は社員数20名という小規模な会社ですが、その中で営業の社員が4、5名であるのに対し、サービスエンジニアが所属する技術部は8名と、多くの人数を抱えています。営業は、お客様の中の潜在需要を顕在化するのが仕事。それに対してサービスエンジニアは、顕在化している需要をフォローするのが仕事です。サービスエンジニアがお客様から聞き出したニーズによって、当社の製品の方向性は決まっていくこともあるんです」
マウンテックの品質方針では、「ビックリさせよう」ということを大事にしています。それは単に驚かせるのではなく、圧倒的な優位性を持つ付加価値の創造から生まれる驚き。「こんな製品が欲しかったんだ」とお客様に驚いてもらうためには、サービスエンジニアによる情報収集は不可欠なのです。
前向きに仕事に取り組める環境は、
会社が整える
最後に、どんな人に来て欲しいのかを山口さんに聞いてみました。
「負けず嫌いな人。それと、すべてが80点の人よりも、何かに秀でている人のほうがいいかなぁ」
何かに秀でている人というのは、関口さんも語っていた「一人ひとりのスキルが高い」ことにもつながるのではないでしょうか。では負けず嫌いな人というのは?
「やっぱり仕事には競争の部分があるから。ウチは部署ごとに目標はあるけれど、個人のノルマはありません。ただ、足の引っ張り合いではなく切磋琢磨をしてほしい。そういう姿勢は、私たちもきちんと見ていますから」
たとえば営業では、お客様の業務拡充で計測機器が10台売れることもあれば、長年の営業活動が実を結んでまず1台納入することもあります。その1台もしっかりと評価するのが経営陣の仕事だと山口さんは語ります。
「経営陣としては、残業や休日出勤を減らしたり、社員一人ひとりに気を配る一方で、会社の将来展望についても常に考えています。たとえばより積極的に海外でビジネスを展開するために、今年ドイツにスタッフを送り出したのもその一つ。会社としては長く働ける環境を整えているので、前向きな人にぜひ来てもらいたいですね」
※2017年8月2日取材当時のものです。
募集要項 | |
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社名 | 株式会社マウンテック |
住所 | 東京都新宿区荒木町23-1 |
募集職種 | (1)企画・提案営業職 (2)フィールドエンジニア職 (3)設計職 |
採用対象 | 新卒/中途・既卒/女性 |
雇用形態 | 正社員 |
給与 | 【未経験者の場合】 月給:20万~25万円 【経験者の場合】 月給:25万~30万円 ※経験・年齢を考慮の上、当社規定により優遇いたします。 |
福利厚生 | ・昇給/年1回 ・賞与/年2回 ・通勤交通費(全額支給) ・休日出勤手当 ・各種社会保険完備 |
仕事内容 | (1)企画・提案営業職 ・「粉体計測装置」をはじめとした自社開発の機器やドイツ製装置などの国内外クライアントへの企画・提案 ※展示会、学会、問い合わせ、既存顧客の新規紹介も多く、ノルマゼロのなか、活躍していただけます。 (2)フィールドエンジニア職 ・出荷前検査や設置作業 ・クライアントへの操作方法の説明 ・定期メンテナンス ・故障発生時の緊急対応 (3)設計職 ・自社製品に関する粉体・ナノテク分野(ハード/ソフト)の設計業務 |
勤務地 | 新宿区荒木町 |
勤務時間 | 9:00~18:00 |
休日休暇 | <年間休日120日以上> ・完全週休2日制(土・日) ・祝日 ・年末年始休暇 ・夏季休暇(4日) |
応募資格 | ・未経験歓迎 ・学歴不問 ・基本的なPCスキル(Excel・Word・PowerPointなど) |
求める人材像 | 【求めるタイプ】 ・みんなとしっかりコミュニケーションをとれる方 ・協調性やチームワークを大切にできる方 ・様々な分野への好奇心が強い方 ・アイデアや意見を認めてくれる環境で働きたい方 【あれば活かせる経験】 ・何らかの設計経験のある方 ・機械・電気系学科の知識のある方 ・自動車整備経験のある方 |
採用予定人数 | 若干名 |
選考プロセス | まずは下記よりご応募・お問合せください ↓ 書類選考 ↓ 一次面接(役員による面接を行います。履歴書・職務経歴書をお持ちください) ↓ 二次面接(就業先の上司による最終面接を行います) ↓ 採用(試用期間3カ月あり) ・次の選考ステップに進まれる方のみご連絡させていただきます。 ・取得した個人情報は、採用選考にのみ使用します。 ・選考プロセスは変更になる可能性があります。 ・不採用理由についての問い合わせにはお答えできませんのでご了承ください。 |
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